2011年02月28日

[感想] ○グラフ1000フォープロ - 無難そうで難ありなシャーペン

MP_g1000_ov.JPG
Graph1000 for pro 0.5mm(PG1005)です。
金属からゴムが飛びでた独特のグリップが目をひきます。

※時間が経って印象が良いほうに変わったので、すこし更新しました。(2012.2/25)
お気に入り度:○(普通)(2012.2/25変更)
1000円台のシャーペンのわりにあまりこれといった特徴や利点がありません。ただ、どうしようもない欠点もないです。

軸はやわらかめでしなり、グリップと軸の一体感がなく境目がぐらぐらするために使い心地が悪いです。
行儀よくグリップをつまむ以外の持ち方ができません。
(追記;2012.2/25)
グリップがはまっているところにテープを貼って太くすればぐらぐらは抑えられました。ぐらぐらがなくなれば使い勝手は良いですね。

素材がいいかというと内部ネジがプラスチックだったりと価格のわりにいまひとつ。


○いいところ
・クリップが小さく上のほうにあるので邪魔にならない
・何も対策しなくてもキャップがカチャカチャ言わない
(追記:2012.2/25)
・ラバーグリップの細軸では珍しくグリッパー部がしならない
 これをラバーグリップと感じるかは人によるでしょうけど。
・芯のぐらぐらが他社に比べて少ない。これはビクーニャやタフなどぺんてるの固定スリーブシャーペン全てに言えることですが。

キャップがカチャカチャ言ったとしてもテープを巻けばいいし、クリップが邪魔にならないシャーペンも1000円出すなら結構ありますね。
塗装のおかげかグリップや口金の金属の冷たさが伝わりにくいですが、冷たさ回避なら完全プラかゴムのほうがいいですね。

×悪いところ
・軸が普通の樹脂でたまにしなる。グラフギア500やグラフレットあたりとしなり方が似ている。頼りない。
・グリップと軸の境目がぐらぐらする。境目をつまむように持ち寝かせて書くとはっきりわかるレベル。

?気になるところ
・中身がプラスチックネジ。
・グリップにゴムが使われている。劣化が早いと思われます。よくあるグリップ素材の中ではゴムが真っ先に駄目になるようなので。
(追記)手もちの初代エルゴノミックスのグリッパーが油を出しつつも10年以上もっていることを考えるとそんなに心配ないのかな。100円シャーペンのゴムよりはずっと長持ちしそうですね。


*重心
ほぼ中央です。先端から6.5cmあたりか。
軽いこともあり重量が筆記を助けてくれる感じはありませんが、コントロールはしやすいです。

MP_g1000_mean.JPG
点が打ってあるあたりが重心。


*構造
・口金
MP_g1000_tipoff.JPG
いつもの方向に回せば外れます。
口金は金属で段になっています。
軸側のネジは、軸の一部でプラスチックです。写真には映っていませんが一番外側のネジがちょっと白っぽくなっています。


口金を内側から見ると真鍮の色です。真鍮製でしょう。
MP_g1000_tipinside.JPG


・グリップ
MP_g1000_grip.jpg
外側に金属、内側にゴムの2枚重ね構造です。
ぺんてるのウェブカタログによるとグリップの金属はアルミのようで、外して持ってみると軽いです。

MP_g1000_gripinside.JPG
グリップを上から見た図。
右を見るとゴムがちょっと浮き上がっていて、金属の内側にゴムの筒が入っているのがわかります。


グリップの回転対策もされているようです。
MP_g1000_chuck2_grip.JPG
下から見た図。軸の突起にグリップのへこみが噛み合ってグリップが回るのを防いでいます。


・グリップ部周辺
MP_g1000_grip_separate.JPG
グリップをはめてある部分の軸は細いですね。
このあたりが軸のしなりを悪化させている気がします。


・チャック
MP_g1000_chuck.JPG
真鍮三分割チャックです。
口金にチャックリングを当てるタイプではなく、軸にくっついたプラスチックパーツにチャックリングを当てるタイプです。


・キャップ
MP_g1000_diameter_disp.jpg
上から見た図。芯の太さが書いてあります。


・消しゴムとその周り
MP_g1000_eraser.JPG
消しゴムには掃除針つき。
消しゴムホルダーは金属で、そのホルダーをはめる部分も金属です。
写真だけだと内側の筒も金属に見えますがプラ筒のお尻に金属をはめてあるだけでしょう。


・芯を入れる筒
MP_g1000_lookinside.jpg
後ろから中を覗いてみた写真ですが暗いのと角度ミスで見えませんね。
中を覗くとプラスチックのようなものが見えるので芯を入れる筒はプラスチックでしょう。

中身は外せないので写真もなし。
実際にはほとんど直らないとしても直せる可能性がちょっとは上がる分解可能な構造のほうが好きです。
壊れたら修理するのではでなく使い捨て前提なのでしょうか。


*その他
・入っている芯は6本。
MP_g1000_leads.jpg
フォープロ芯HBかな?よくわからないです。

・全長14.6cm。
・重さ11.0g(公式サイトより)。
・スリーブは4mmでパイプ型。
・芯径のバリエーションは0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.7mm、0.9mm。


*最後に
100円シャーペンを1000円にしてみたけど欠点をつぶしきれなかったというような使い心地です。
現行品ではS3やGraniph x Stein(P303S/P305S)のほうがよくできていると思います。


追記:2011.10/16
グリップの隙間をテープで埋めたらぐらつきもなくなっていい感じかもしれません。
まだ隙間埋めてから全然使っていないので語れませんが。

 それと、ブログを更新していない間、S3やGraniph x Stein(P303S/P305S)をだいぶ使っていたのですが、S3はグリップの溝が浅くすぐ滑って使いづらく、Graniph x SteinもS3よりましだが滑りやすく、さらにグリップ部分まで角があるせいですぐ指が痛くなるという欠点がありました。
 なので、価格差を考えない場合、P305S、S3>グラフ1000、とは言えないかなと今では思っています。
posted by masati at 23:26| Comment(15) | TrackBack(0) | 使ってみた
この記事へのコメント
ここまで細かく分析されているのは初めて見ました。キャップがカチャカチャするのが気になる方が私意外にもいらしたので、ちょっとうれしかったです。
Posted by Kuro at 2011年05月17日 18:42
Kuroさんはじめまして。とても遅くなりましたが。

キャップはけっこう気になりますよね。
手もちの製図系の中ではOHTOのものが一番カチャカチャして、カチャカチャキャップを見るとOHTOっぽいと思ってしまうようになりました。

ぺんてる製図系はセロテープで隙間を埋めなくてもほぼカチャカチャしないものばかりでそのあたりはすごいです。
Posted by masati at 2011年10月17日 02:51
軸のしなりとはどういうことを指しますか?
Posted by www.com at 2012年04月04日 19:01
軸がやわらかく、筆記時に軸が微妙に曲がることです。
剛性感がない、剛性不足、と表現する人もいるかと思います。
Posted by masati at 2012年04月06日 16:16
グラフ1000のキャップ?のところにHBとありますが、これはBなどに替えれるそうですが替えることで何か変わるのでしょうか?
Posted by シイナス at 2012年08月03日 19:22
シイナスさんこんばんは。返信が遅くなり申し訳ありません。

表示を変えても何も変わりません。どの硬度の芯が入っているかわかりやすくするためのものです。
(Bの芯を入れたらキャップの表示をBに合わせておく。HBの芯を入れたら表示をHBに合わせておく。というように。)

シャーペンを何本か用意して、いろいろな濃さの芯を使い分ける人のための機能でしょう。
Posted by masati at 2012年08月15日 23:44
記事を読ませていただきました。
重心は低重心ですよ
Posted by planet at 2012年12月30日 14:32
見ました。
軸の部分にセロテープを貼って埋める
というかテープを貼って埋めるというの
いいなと それを思います。
グラギ500も私は同じくやっていますし。

短所も語るのは堂々としていいですね。
Posted by lg at 2013年06月03日 11:36
やはり、smashなどと比べると剛性が低く感じられますよね。

ちなみに、私の使用しているGRAPH1000が壊れたので軸を切断して分解してみたところ、おっしゃっていた通り、芯を内蔵する部分は半透明の白いプラスチックで出来ていました。
Posted by NNN2 at 2014年06月06日 15:59
;・lkm:p;pjkfsd:ぴj:
Posted by at 2015年12月23日 16:01
ばーか
Posted by at 2015年12月23日 16:01
いいっすね!
Posted by at 2016年02月07日 03:38
自分的には一番使いやすいと思うけど…
しなることもないし、筆圧普通だからかな。
Posted by at 2016年10月01日 02:13
今夏定年退職するまで約35年間1本のGraph1000を使ってきました。他の1000円のシャープペンと比べて、軽さ・滑りにくさ・持った際のバランス等が良く、長時間使用しても手の負担は少なかった一品です。入社後10年以降の使用頻度は少なくなりましたが、35年間壊れることなく使い続けることが出来ました。キャップがやや外れやすいこと、消しゴムがイマイチなことを除けば、名品と言えます(35年前に購入した物の感想です。現在の物は改良されているのかもしれませんが。)なお、芯は粉の出にくい(同じく、ぺんてるの)HI-POLYMER FOR PROを使ってきました。
Posted by なみのりたん at 2016年11月08日 21:52
いろいろ間違ってる
Posted by at 2017年05月05日 11:27
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