2014年04月09日

[メモ] 動画:鉛筆芯ができるまでの和訳

ステッドラーの鉛筆芯ができるまでの動画。
How It's Made Graphite Pencil Leads - YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=5-b2q3jQ414
鉛筆ではなく、鉛筆芯だけに絞った動画。

黒鉛を粘土と混ぜて、芯の形にして、焼いて、オイルに浸して完成!という薄っぺらい知識しかなかったので見て良かった。

シャーペン芯も似たような工程だと思われる。(Mechanical pencil leadで検索したが動画はなかった。)
黒鉛を粉にするところまでは同じのはず。
シャーペン芯では、粘土のかわりにプラスチック、水のかわりに溶剤を使うようだ。

*簡単な工程
<鉱山パート:鉱石から黒鉛のパウダーを作る>
黒鉛の鉱石を掘る
鉱石を砕く。
さらに細かく。
水と油と混ぜつつ、不純物を取り除く。
乾燥。
黒鉛の粉ができる

※粘土に関しては説明されない。

<工場パート:黒鉛の粉が芯になるまで>
黒鉛粉末に粘土と水を混ぜて練り、粒状にする。
粒を押し固めて塊にする。
塊を一週間、寝かせる。
寝かせ終わった塊を、機械で押し出して芯の形にする(※生クリーム絞りのように)
芯を鉛筆の長さにカットする。
芯を乾燥させる。
芯を約1000℃で焼く。
芯をワックスにつける。

・黒鉛の形状に注目して簡単に
[鉱山]
岩>鉱石>鉱石の破片>鉱石の粉(不純物入り)>黒鉛の粉
[工場]
黒鉛の粉>粘土を混ぜる(ここから粘土入り)>顆粒>大きい塊>押し出して芯に


*日本語訳部分だけ抜き出し
<冒頭>
lead(鉛)という呼び名だが、鉛筆芯は実際には鉛ではない。
芯の主原料は黒鉛だ。
黒鉛は炭素の一形態であり、地球の地殻内に大量に存在するものだ。
鉛筆芯は、黒鉛の粉末と、水に溶かした粘土を混ぜ合わせて作る。
粘土の割合を増やすほど芯は硬くなる。

<芯が映り、STAEDTLERのロゴが見える場面>
上質の黒鉛芯は、折れにくく、紙の上をなめらかにすべる。

<ここから鉱山の場面>
黒鉛は、露天掘りと坑道掘り両方で採掘される。
(坑道掘りは)このドイツ鉱山のようなものだ。
工夫たちはハンマードリルで、爆薬のための穴をあける。
鉱区の採掘で採算が取れるには、鉱石は少なくとも30%の黒鉛を含んでいなければならない。

<地上。カートや、ミルが映る場面>
地上で、鉱石を破砕機で砕き小さい欠片にする。
そして油と水の混合物を加え、回転粉砕機で砕く。
スキマーが浮き上がった黒鉛の膜を粉砕機に送り返す。
(*スキマーという機械があるらしい。液体と、その液に浮いている粒子や別の液体を分離する装置とのこと。参考:http://en.wikipedia.org/wiki/Skimmer_%28machine%29)
5度繰り返すと、黒鉛は96%まで濃縮される。しかし、まだびちょびちょなので乾燥器に入れる必要がある。
572°F(300 ℃)で回転させた後、約30秒で、黒鉛は完全に乾燥した細かい粉になる。
黒鉛は、採掘、加工を経て鉛筆工場に出荷できるようになる。

<工場>
鉛筆芯を作るために、工場は黒鉛粉末と、粘土と水を混ぜ合わせる。

35分間の混合過程の中で、大切なのは、混ぜ合わせる速度、圧力、温度、水分量をコントロールすることだ。
それにより、均一な顆粒ができる。(*顆粒:大きめの粒)
(均一な顆粒は、)全ての芯を同等の品質にするための肝となる。

顆粒は水圧プレスに送られ、円筒形の塊に成形される。
乾燥を防ぐために工員がその塊をフィルムでくるむ。
そして、塊を一週間、寝かせておく。
寝かせた塊は水圧プレスに投入される。
水圧プレスは、塊を成形型から押し出す。成形型は一本の長く連続した芯を作る。
別の型を使えば別のサイズの芯も作れる。

次の機械は、つながった芯を鉛筆の長さにカットする。
芯はきちんとした太さと長さになったが、やわらかく、ぐにゃぐにゃである。
なぜなら、混ぜ合わせる工程で入った水をまだ含んでいるからだ。

工員が芯を回転乾燥機に投入する。320°F(160 ℃)である。
12時間後、芯は乾燥器から出てくる。まっすぐではあるが、まだ強度はない。

次に芯を1800°F(約982 ℃)を超える窯に10時間以上入れる。
この加熱は、黒鉛と混合された粘土を変質させ、芯を最終的な硬さに強化する。

最後に、上質なワックスに12時間浸す。
ワックスは芯の孔を満たし、
それが表面に残ることで、芯が紙の上をなめらかに滑るようになる。

製造ラインの至るところで、工場は品質管理テストに試験サンプルを提出する。
硬度、芯折れ耐性、直径、そしてもちろん筆記の品質を検査するためだ。

この企業(※STAEDTLER)は、三種の品質の黒鉛芯を、16段階の硬度にわたって製造している。
さらに、多種多様な色鉛筆芯を製造している。
色鉛筆芯も似たような方法で作るが、黒鉛でなく顔料粉末と蝋を使う。



*原文つき
英文が2段になっているものは、修正ありの部分。
上の段はAutomatic Captionsそのまま。
下の段の[]内が修正部分。
*の部分はメモ。

英文は、以下の動画の自動生成字幕(automatic captions)より引用。
http://www.youtube.com/watch?v=5-b2q3jQ414

0:00
despite the name lead the CORBA pencil is an actually made a flood
Despite of the name ["lead", the core of a pencil isn't] actually made of lead
lead(鉛)という呼び名だが、鉛筆芯は実際には鉛ではない。
0:04
it's made primarily of graphite a form of carbon it's very abundant in the earth's crust
It's made primarily of graphite, a form of carbon, it's very abundant in the earth's crust
芯の主原料は黒鉛だ。黒鉛は炭素の一形態であり、地球の地殻内に大量に存在する。(*地殻:地球の表皮。マントルの上、全て)
0:10
to produce pencil leads they combine graphite powder with water in clay
鉛筆芯は、黒鉛の粉末と、水に溶かした粘土を混ぜ合わせて作る。
0:15
the higher the ratio clay the harder the lead
粘土の割合を増やすほど、芯は硬くなる。
0:25
quality graphite pencil leads don't break easily and glide smoothly on the
上質の黒鉛芯は、折れにくく、紙の上をなめらかにすべる。
0:29
page
0:39
graphite is mine from both open pit mines and shaft mines
Graphite is [mined] from both open pit mines and shaft mines
黒鉛は、露天掘りと坑道掘り両方で採掘される。
0:42
like this one in Germany
(坑道掘りは)このドイツ鉱山のようなものだ。
0:51
minor's use hammer drills to bore holes for explosives
[Miners] use hammer drills to bore holes for explosives
工夫たちはハンマードリルで、爆薬のための穴をあける。
(*ハンマードリル:ハンマーのようにガンガン打ち付けつつ掘れるドリルらしい)
1:00
the chunks a bore must contain at least 30 percent graphite to make the area
[The chunks of ore] must contain at least 30 percent graphite to make the area
1:04
financially viable for my knee
financially viable for [mining]
鉱区の採掘で採算が取れるには、鉱石は少なくとも30%の黒鉛を含んでいなければならない。
1:10
at the surface a crusher breaks to your into small pieces
at the surface a crusher breaks [the ore] into small pieces
地上で、鉱石を破砕機で砕き小さい欠片にする。
1:14
then adding water in oil they pulverizer in a rotating mill
そして油と水の混合物を加え、回転粉砕機で砕く。
1:19
this or something flows into a system
( ここは聞き取れない)
1:23
that separates the graphite from the impurities the graphite particles cling
that separates the graphite from the impurities. The graphite particles cling
黒鉛と不純物を分離させる。
1:28
to the air bubbles
黒鉛の粒子は気泡にくっついて表面まで浮き上がり、
1:29
and float to the surface skimmer send this layer of graphite phone back into the mill
and float to the surface, skimmer send this layer of graphite [film] back into the mill
スキマーが浮き上がった黒鉛の膜を粉砕機に送り返す。
(*スキマーという機械があるらしい。液体と、その液に浮いている粒子や別の液体を分離する装置とのこと。参考:http://en.wikipedia.org/wiki/Skimmer_%28machine%29)
1:36
five cycles later the graphite concentration is 96 percent however it's soaking wet so it has to go into a dryer
Five cycles later, the graphite concentration is 96 percent. However it's soaking wet so it has to go into a dryer.
5度繰り返すと、黒鉛は96%まで濃縮される。しかし、まだびちょびちょなので乾燥器に入れる必要がある。

1:50
after spinning around at 572 degrees Fahrenheit
572°F(300 ℃)で回転させた後、

1:53
for about 30 seconds the graphite becomes a completely dry fine powder
約30秒で、黒鉛は完全に乾燥した細かい粉になる。
2:01
mined and processed it's ready to be shipped to the pencil factory
黒鉛は、採掘、加工を経て鉛筆工場に出荷できるようになる。

2:14
to make pencil leads the factory combines graphite powder with clay and water
to make pencil leads, the factory combines graphite powder with clay and water
鉛筆芯を作るために、工場は黒鉛粉末と、粘土と水を混ぜ合わせる。

2:18
during the 35-minute mixing cycle
During the 35-minute mixing cycle,
35分間の混合過程の中で、
2:22
is critical to control the blending speed pressure
It's critical to control the blending speed, pressure
大切なのは、混ぜ合わせる速度、圧力、温度、水分量をコントロールすることだ。

2:25
temperature, and moisture level
2:29
this produces homogeneous granules
それにより、均一な顆粒ができる。
(*顆粒:大きめの粒)
2:31
the key to ensuring that all the leads will be uniform in quality
(均一な顆粒は、)全ての芯を同等の品質にするための肝となる。

2:40
the granules going to a hydraulic press which shapes them into a cylindrical block
the granules [go into] a hydraulic press which shapes them into a cylindrical block
顆粒は水圧プレスに送られ、円筒形の塊に成形される。

2:51
workers then wrap the block in film to prevent drying out
工員は、乾燥を防ぐためにその塊をフィルムでくるむ。
2:54
and set it aside for a week to cure
そして、塊を一週間、寝かせておく。
3:07
payload each cured block into a hydraulic press
[They load] each cured block into a hydraulic press
寝かせた塊は水圧プレスに投入される。
3:10
which pushes it through a form and I producing one long continuous left
which pushes it through a [forming die] producing one long continuous [lead]
水圧プレスは、塊を成形型から押し出す。成形型は一本の長く連続した芯を作る。
3:22
different dyes give different sized let's the next machine then cuts the
Different [dies] give different sized [leads.] The next machine then cuts the
別の型を使えば別のサイズの芯も作れる。
3:28
continuous lead into pencil links
continuous lead into pencil [length.]
次の機械は、つながった芯を鉛筆の長さにカットする。
3:35
the lead to the right thickness and length but they're soft and pliable
The [leads are?] the right thickness and length but they're soft and pliable
芯はきちんとした太さと長さになったが、やわらかく、ぐにゃぐにゃである。
3:38
because they still contain water from the mixing process
なぜなら、混ぜ合わせる工程で入った水をまだ含んでいるからだ。
3:45
workers load the leads into a rotary dryer 320 degrees Fahrenheit
工員が芯を回転乾燥機に投入する。320°F(160 ℃)である。
3:52
12 hours later the leads exit the dryer straight
3:55
but not quite strong enough
12時間後、芯は乾燥器から出てくる。まっすぐではあるが、まだ強度はない。
3:58
so next they go into a kiln for 10 hours at more than 1803 spare night this
so next they go into a kiln for 10 hours at more than [1800 degrees Fahrenheit.] This
そして、次に芯を1800°F(約982 ℃)を超える窯に10時間以上入れる。
4:04
firing transforms the play that's mixed with the graphite strengthening the
[firing transforms the clay that's mixed with the graphite strengthening the]
この加熱は、黒鉛と混合された粘土を変質させ、芯を最終的な硬さに強化する。
4:09
leads to their final hardness
4:15
finally a 12-hour bath in a mixture of high-quality wax
最後に、上質なワックスに12時間浸す。
4:19
the wax is still the pores in the leads
[The waxes fill] the pores in the leads
ワックスは芯の孔を満たし、
4:22
leaving them with the surface the glide smoothly across paper
leaving them with the surface[, they?] glide smoothly across paper
それが表面に残ることで、芯が紙の上をなめらかに滑るようになる。

4:28
throughout the production process the factory post samples for quality control
製造ラインの至るところで、工場は品質管理テストに試験サンプルを提出する。
4:32
testing
4:33
to check our news break resistance diameter
to check [hardness, ] break resistance, diameter
硬度、芯折れ耐性、直径、そしてもちろん筆記の品質を検査するためだ。
4:36
and of course writing quality
4:42
this company produces three different qualities of graphite leads
この企業は、三種の品質の黒鉛芯を、16段階の硬度にわたって製造している。
4:46
in 16 different hardness levels plus a full array of colored lines
さらに、多種多様な色鉛筆芯を製造している。
4:51
made similarly but with pigment powders and waxes rather than graphite
色鉛筆芯も似たような方法で作るが、黒鉛でなく顔料粉末と蝋を使う。



*メモ
cure: 発酵や熟成のために寝かせておく、という意味があるらしい
>12. to process (rubber, tobacco, etc.) as by fermentation or aging.
dictionary.comより

・この会社はステッドラー。冒頭で思いっきりロゴが映っている。

・三種の品質の黒鉛芯、というのは、ルモグラフ芯、Wopex芯、その他(ノリス系)?この動画の時期がWopex発売後かはよくわからないが。
 16段階の硬度というとすごそうだが、6H〜8Bなので高級鉛筆としては普通。
 参考:他社高級鉛筆の硬度幅。ソースは該当企業のウェブサイト。トンボのソースはウェブサイト内カタログ。
 三菱鉛筆 ハイユニ 22段階(10H〜10B)。
 トンボ MONO100 17段階(9H〜6B)。
 ファーバーカステル9000 16段階(6H〜8B)。
 Derwent Graphic 20段階(9H〜9B)。
 Koh-i-Noor Toison d'Or 20段階(10H〜8B)

・ステッドラーの芯ホルダー用2.0mm芯が鉛筆芯と同じかはよくわからない。動画では芯をマルステクニコ780Cに入れて使っているがただの試し書きだろう。

・自動生成字幕すごい。考えてみれば、音声認識ができるなら字幕も自動生成できるか。でもすごい。
 字幕の全文は、動画の下にある"About Share Add to"という部分の右のアイコンをクリックすると表示され、コピペできる。
 字幕をダウンロードできるというFirefoxアドオンも試したが、ダウンロードできなかった。

・google検索で、『320 Fahrenheit』などと検索したら、摂氏に変換してくれた。便利。

*関連記事
鉛筆の黒鉛と粘土の比率。硬度別表
posted by masati at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | メモ
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