2011年02月20日

[感想] ◎プラチナゼロシン1000 - 芯が最後まで使えるシャーペン

MP_mz1000_ov.JPG
PLATINUM ZeroShinの1000円版、MZ-1000。
先割れタイプのしっかりしたゼロシンです。
クッション機構つき。(公式名だとセーフティスライド機構でしたっけ)
見た目はメタリックですが軸はプラスチックです。

MP_mz_1000_sentan.jpg
最後まで芯が使えるシャーペンはこのように先端が割れているので良く見ればわかります。
先が割れていないものは残芯0.5mmなどと書いてあっても芯の固定が甘いので実質使えません。


お気に入り度:◎
先端長い系のシャーペンで残った芯を使いきれるのは素晴らしいです。
ゼロシン300や500やミリノと違いグリップがプラスチックなのでゴムよりプラグリップを好む人向けか。
書きやすさは良くもなく悪くもなくといったところ。

○良いところ
・先端で芯をホールドするので本当に最後まで芯が使いきれる
・ぐらぐらする部分がない。グリップは軸と一体型、芯はトップチャックでしっかりホールド。ただ、キャップはたまにカチャカチャ言うかも。

×悪いところ
明らかに悪いところはなし

?気になるところ
・クッション機構が動くと金属が擦れるのかジャリジャリ音がすることがある。何度か動かしたら平気になった。サビてた?
・手がすべることがある。軸の塗装は見た目テカテカな割には滑りづらいほうだが汗をかくと滑る。
・先端がちょっと太い。まあちゃんとしたゼロシン系は全部こんな感じですね。
・クリップが邪魔に感じることがある
・軸にプラスチックの成型線のようなものがある。

*使いやすさ
それなりに良いです。
ただ先端からすぐ太くなる形で紙が見辛く、丁寧に字や絵を描くのは難しいです。慣れればできると思いますが。

見た目は300円のゼロシンMZ300と大差ないのにこちらのほうがだいぶ使いやすく感じます。
MZ300はグリップが急にへこんでいるためにへこみの部分以外に指を置くのは難しく、軸がMZ1000より滑ることもあって先のほうをもたざるを得ない感じです。

・参考:ゼロシン300(MZ300)の画像
MP_mz300_ov.jpg
ゼロシン300は固めのゴムグリップ。分解したことはないので中身がMZ1000と同じかはわかりません。


MZ1000が使い心地はいいかというと、クリップがちょっと邪魔だし、滑りどめももうすこし長いほうがいいかな。
それに先端も細いほうが紙が見やすいです。
もともとちょっと滑る上に、汗をかくともっと滑るのでホールドするために余計な力をかけてしまいがちです。
それでもぐらぐらする部分がないという個人的に最重要な点はクリアしているし、トップチャックのゼロシン機構が好きなので満足しています。

*クッション機構について
クッション機構のありがたみは謎。
普通に書いている分にはクッションが動かず、過剰な力で芯を押し付けないとクッションしないので大抵の人にはあってもなくても変わらないのではないでしょうか。
クッション機構を動かしつつ書くのを試してみましたがとても難しく、練習しないと出来なさそうです。
芯を紙に押しつける→芯が耐えきれず引っ込む→先端を紙に打ち付ける、というパターンを防ぐ先端保護の役目があるのかな。


*重心
ほぼ中央、ほんの少し後ろ。
クリップ、キャップとその付近の金属が重みがありそうです。
今はキャップを外して使っています。ノックするとき消しゴムがベトっとするし、手の油で消しゴムが黄ばみそうですが。

*構造
・ゼロシン機構について
MP_mz1000e_disasdetail.jpg
ゼロシン機構(ツインチャック機構)については前の記事に書いたのでそちらを
先端と普通の位置の2箇所に芯をつかむチャックがあり2箇所で芯をホールドしています。
普通のチャックでは芯をつかめないほど芯が短くなっても先端チャックがしっかり芯をつかむので最後まで使いきれます。
このタイプは先端の芯の出てくる部分が割れているのでよく見ればわかります。

・口金を回すだけで外側と内側がきれいに分かれます。
MP_mz1000_separated.JPG

・キャップ周辺
MP_mz1000_capandring.JPG
矢印の部分に白い輪っかが見えます。中身の筒やキャップが揺れるのを防いでいるのでしょう。
この輪は外そうと思えば外せます。
輪には上下の区別があるようで切れ目がついている方が下になっていました。

消しゴムを外して見た図。
MP_mz1000_caparound.JPG
矢印の部分の金属に切れ目が入って膨らんでいて、輪が抜け落ちるのを防いでいます。
また、矢印の近くに輪の切れ込みが見えます。
消しゴム受けには底がある金属タイプで針はありません。


・クッションバネのカバー
MP_mz1000_dis2.JPG
オレンジの点のついた白い部分を持って口金を矢印の方向に回すと外れます。
口金が外れるのではなく白い部品が外れます。
白い部品は2つのネジで口金と外軸をつなぎつつクッション機構用のバネを受けているようです。

・クッションバネのカバーを外したところ。
MP_mz1000_sslide.JPG


*最後に
ゼロシンのしくみに内部構造をほとんど載せたので構造はあまり書くことがありませんでした。

これ系のトップチャックは、他のシャーペンで残った芯が使えていいですね。
posted by masati at 20:44 | Comment(1) | TrackBack(0) | 使ってみた

2011年02月17日

[感想] ぺんてる フィットクラブ - 全身ラバー系100円シャーペン

MP_fitclub_overview.jpg
Pentel FITCLUB A175。
昔、家にあったな、という懐かしさで買ったもの。全身ラバーの100円シャーペンです。
100円シャーペンにありがちな軸のプラが薄くしなりが強いタイプなので使うことはないでしょう。
ちゃんとした金属チャックで先端もぐらつかないし、100円にしては良心的かな。

他にもFitなんたらというシャーペンはあったような気がします。持ちやすさを工夫したアピールとしてFitという単語は使いやすいのでしょうか。
おそらく生産終了品。

お気に入り度:-
あまり感じることがありません。
値段のわりにはそつがないよくできたシャーペンなのではないかと思います。
他にいろいろ持っていると出番はないでしょうが、とりあえず書くものが欲しいという時にはこれで十分だった記憶があります。

○良いところ
・100円で金属チャック
・充分な滑らなさ
・固定スリーブで先端が安定

×悪いところ
・プラが薄く軸がしなる

?気になるところ
・キャップが緩い
・芯入れの筒が歪んでいる(柔らかそう)

*持ちやすさについて
全身ラバーなのでどこを持っても滑りません。
軸が柔らかく上のほうを持つとしなり度がアップするのでどこでも持てるというわけではありませんが。
上のほうを持って力を入れると軸がしなる感触がはっきりわかります。

グリップ部分の溝は深く、ここを持つとよりしっかり持てますが手に溝の形の跡がつきます。
まあ持ちやすいほうです。

*内部
・消しゴム
MP_fitclub_eraser.JPG
珍しく縮んでいません。きれいです。
消しゴムを外しても芯を入れる穴はありません。
クリップ部分のパーツを外して芯を入れます。

・クリップパーツ
MP_fitclub_cap.JPG
軸のお尻にあるクリップのついたパーツです。
ここを外して芯を入れます。
外側に露出していた部分と内側の部分でだいぶ色が違います。外側は変色したのでしょうね。

・芯入れ
MP_fitclub_innerbarrel.JPG
ちょっと黄ばんで曲がってます。やわらかい素材なのでしょう。

・筒
MP_fitclub_barrel.jpg
青いプラに黒いゴムが貼り付けてあります。
プラもゴムも薄いです。

・先端部分も外せます。
MP_fitclub_disasm_full.jpg
白い部品を先のほうに押すと外せます。白い部品とバネを外すことができます。
真鍮三分割チャックに、真鍮チャックリングです。

初期芯は2本だったのかな。裸売りだと芯が抜かれていたり、試筆で芯が折られたりするのでよくわかりませんが。

*文字
MP_fitclub_str.JPG
"Pentel [100]
0.5 A175 JAPAN 3J"


*経年変化について
裸のままペン立てに入れて売られていたにしては悪くないですが。
・外側のプラスチックが変色して青からダークブルーになっている
・内側の芯入れの半透明プラが黄ばんでいる
・表のラバーが乾き気味でやわらかめのプラスチックという感じ
それなりに古いものだと思います。記憶が確かならば家にあったのは15年ほど前。
消しゴムは無事できれいだったのが意外でした。
posted by masati at 21:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | 使ってみた

2011年02月10日

[感想] ○BEAVER/500円/回転繰り出し式/0.7mm/プラグリップ

※2011.2/11追記と更新。※2012.6/20更新。
芯の側面が削れているのに気づいたので。見た目は好きなのですが残念なところが多いです。
芯の側面が削れたのは、軸を寝かせすぎだったのと、芯が柔らかかったためな気がしてきました。

MP_beaver_overview.JPG

見た目はめっちゃ好みです。
金色パール塗装が美しく、回転繰り出しが面白いです。
豪華な上半身ときつい色のてかてかグリップな下半身の落差もほほえましいです。
グリップ部を回すと芯が出たり入ったりします。

*お気に入り度:○(普通)
見た目など気にいった点も多いですが、癖があります。
気分が乗ってきたところでグリップと軸の隙間を感じることがあります。
前のほうを持つと軸が細すぎ、後ろのほうをもつと回転部に指がかかってぐらつくことがあります。

○良いところ
・回転繰り出しで静か
・塗装がきれい
・口金やグリップなどに段差がなく指が痛くならない

×悪いところ
・軸とグリップの間がぐらついて揺れる。境目に指が乗っている時はよくぐらつきを感じる。
・芯も微妙にぐらつきがある。ペン先を紙に置いたときたまにわずかに沈む感触あり。まあ許容範囲か。
・芯がぐらつくためか口金に当たって削れて粉が出る。

?気になる点
グリップのプラが少し柔らかくベトベト感があります。古いグラフレット300やぺんてる.5(S55)も同じようになっていました。
滑りにくいのは良いのですが、使って平気なのかな…。


<以下、写真>
軸とグリップの間のぐらつきが少し気になります。
MP_beaver_gura.JPG
赤丸で囲んだところがぐらつきポイント。芯のぐらつきもたまに感じます。

芯の粉写真。
MP_beaver_powder.JPG
A4の紙1ページに字や絵を書いただけで芯の側面が削れて粉が出てしまっています。

これはあまり固くない芯で寝かせ気味に書いたせいで、軸のせいではない気がしてきました。

*部品
MP_beaver_parts.JPG
長い芯は長さ比較用の普通の芯です。
軸に触れると金属風の冷たさがありますが金属かどうか不明。
グリップと一番上のノック部にあたる部分はプラスチックです。
他は見た目通り金属です。

ノック部に当たる部分はいかにも回せそうですが回せませんでした。

*グリップ、軸、芯入れ
MP_beaver_frominside.JPG
内側から覗いた図。

一番上はグリップ。プラですが内側を金属で補強してあってよいですね。

真ん中の軸部分も内側に金属が貼り付けてあります。

普通のシャーペンで芯を入れる部分(一番下)は、芯を入れておけるようです。
ここに予備芯(長さ35mmでちょっと短い)が4本入っていました。
セットされていた芯は普通に60mmなので、芯入れが短いため予備芯も短いだけのようです。
(実際、60mm芯を入れてみると芯入れからはみ出します)
まだ1本目の芯を使いきってませんが、この芯入れに芯を入れておいても自動で補給される気がしません。
芯を使いきったらひっこ抜いて差し替えるのでしょうか。

*先端部分
MP_beaver_hold.JPG
芯を限界まで繰り出したところ。2分割チャック風の部品が芯を挟んでいるようです。
芯を挟んでいる部品がしっかり固定されておらずカチャカチャ動きます。これが芯がぶれてしまう原因に見えます。

右に見える真鍮のネジを、口金を外すときの方向とは逆に回すと芯が繰り出されます。
口金を外すときの回転方向に回すと芯が収納されます。
グリップがはまっているときは、グリップを回すとこのネジも回って芯が出入りします。

*その他
・全長121mm。ちょっと短いです。

軸とグリップのぐらぐら感がなければ使いやすいのですが。
初期芯が鉛筆とそっくりのシャッシャッという音を立てるのは気持ちいいです。

(2012.6/20追記)
芯のぐらつきは少ないと感じるようになりました。
おそらく芯戻り止めゴムで芯を抑えていないわりには良いのではないでしょうか。

 重心がやや後ろよりで、後ろ寄りを持って寝かせて書くと描き心地が良いのですが、そうするとグリップと軸の境目に触れてしまうことがあり(ぐらぐらを感じる)、クリップも手にくいこんできます。ちょっとちぐはぐな印象。一般的にはもっと前を持つ人が多いのでさほど問題ないのでしょうが。
 以前使った時より印象は良くなりましたが、気分が乗ってきたところでグラグラを感じて気が散ってしまいがちなのは相変わらず。

グリップは汗がない時は良いのですが(プラのわりにベトベトしていて滑りにくい)、汗をかいてくるとすべります。汗に弱いです。

初期内蔵芯はやわらかめで折れやすい割に薄めです。
粘りがなくさほど力をかけていないのにポキリと折れました。鉛筆芯と大差ない?
書き心地はさらさらしていてとても気に入っています。嫌な筆記音も出ません。
posted by masati at 01:15 | Comment(0) | TrackBack(0) | 使ってみた

2011年01月23日

[感想] ◎Tikky F - ほぼ完璧だと思っていたらそうでもなかった

MP_tikkyF_overview.jpg
・rotring TikkyF。(クリックで拡大)

Tikky F(ティッキーエフ?)です。rotring(ロットリング)社。
Tikky Special(ティッキースペシャル)と中身も使った感じも同じです。
この形のTikkyは1979年から1996年まで売られていたとのこと。


お気に入り度:☆(大好き)
すごく気に入ってます。
他のシャーペンを使ってからこれを使うたびに、紙の思い通りのポイントにペン先を置ける使いやすさにびっくりします。
ペンを振るたびにキャップがカチャッと鳴り、ちょっと力を入れるとぐらっとするようなシャーペンが多いですがこのモデルのTikkyはそういった隙を一切感じさせません。

訂正(2011.2.26)
お気に入り度:◎(お気に入り)
先端が安定していないのが気になったのでちょっと微妙に感じ始めました。
きっちりしたシャーペンのあとに使うと書き始めがふわふわする感じです。
芯がちょっと横に揺れるせいでしょうか。こういうのは気になり出すとすごく気になりますね。

寝かせて力を入れると軸がぐにゃっとする感触もあります。

良いところもたくさんあるのでいいシャーペンだと思います。


○よいところ
・グリップのぐらつきなし。
 グリップが軸と一体でただのプラスチック。300円付近のシャーペンに多いコストダウン風の作りですが、グリップと軸の隙間によるぐらつきがなくゴムグリップよりも力が伝わりやすいです。ゴムグリップよりもこちらのほうが好み。

・見通しのよさ。
 先端も軸も細く紙が見やすいので字が書きやすいです。

・ぐらつきの原因になる機能がない。
 スリーブがしっかり固定されて先端収納がないので芯は安定しています。

追記:芯はそんなに安定してませんでした。ばらつきがあります。先端収納系に比べれば安定しています。

・キャップの安定感。
 強く振ってもカチャカチャ鳴るようなパーツがありません。(予備芯はカチャカチャ言いますが。)
 中のメカも外軸にしっかり固定されているようです。

・口金のネジが両方金属製。
 ネジが簡単に削れて粉が出るなんてことはありません。
 経験上、口金のネジは先端パイプの次に壊れやすいのでここがきっちり作られていると安心して使えます。
MP_tikkyF_tip.jpg
・口金も軸側のねじも金属で良いです(クリックで拡大)


大したことなさそうですがこういう地味な点がきっちり作られているシャーペンはほとんどありません。今売っている物でも探せばあるとは思いますが。
きれいな色の物もあったらしいので見た目が好きという方も多いかもしれませんね。

・クリップがあまり邪魔にならない(追記2011.2.26)
クリップは小さめで上のほうにあるので手に当たることがほぼなく持ちやすいです。


×悪いところ
明らかに悪いところは今のところなし。
・きっちりしたシャーペンの後に使うと、口金がゆるんでいるシャーペンのような感触がある。
 ふわふわした感じ。芯に少しぐらつきがあるせいでしょうか。

・中身が外れやすい?
中身と外側が分離しそうなものがあります。分離するとぐらぐらしすぎて使いものにならなくなるでしょう。(この形のTikkyでないのですが、TikkySというのがそうなってます)
本来は中身が外れないと思うのですが。

?気になるところ
・軸がそこまで固くなくたまにしなる感じ。プラ細軸のわりには柔らかくもありませんが。
・グリップがちょっと短い。波型加工がないところは軽く持つとかなり滑ります。パイロットのS3はこの点ではよさげですね。(持ってませんが)
・ノックに少し力が要ります。時間が経ってバネが固くなったのでしょうか。
・キャップがやたらと固く開けるのに苦労するものがあります。手持ちだとTikky Specialだけですが。
 プラの中軸に消しゴム受けやキャップを直接刺す仕組みなので中軸が変形しているのでしょうか。中軸の後ろも金属だったらよかったですね。
MP_tikkySPy_innerbarrel.jpg
・中軸は黒いプラ。(画像はTikkySpecial。クリックで拡大)

TikkyFの中軸も同じく黒いプラです。

・プラが厚めといっても結局プラ軸なので金属軸ほどにはしっかりとした感じはありません。
 プラ軸ファンにはいいでしょう。
中の軸を外せるTikky Sで軸の厚み画像を撮りました。TikkyFやSpも厚みは同じだと思います。
(※追記:このTikkySの中身が外せるのは壊れているからかもしれません。ぐらぐらします。別のTikkySは中身を外せなさそう)
MP_tikkyF_barrel_thick_top.jpg
厚みのある軸1(TikkyS、消しゴム側から)(クリックで拡大)


MP_tikkyF_barrel_thick_bottom.jpg
厚みのある軸2(TikkyS、口金側から)(クリックで拡大)



*グリップの安定感
Tikkyを使うまでプラスチック軸に溝が掘られたタイプのグリップは手抜きに見えたのですが、Tikkyを使ってプラスチックのグリップいいなあと考えが改まりました。
グラギ500やグラフ1000のグリップぐらぐら感にがっかりしていた頃だったので新鮮でした。
ぐらつきのなさではグリップ部分の軸を細くして金属やゴムがかぶせてあるタイプより200〜300円代の製品に多いグリップなしプラ軸のほうがよさそうです。

軸とグリップが両方金属製でしっかりネジで繋がっているタイプもぐらつかないですね。
手持ちだとステッドラーの925 35 20Nや、ステッドラー900 25(シャーペンでなく補助軸ですが)が全部金属のタイプです。

*持ち運び
先端が細くて長いので持ち運びには向かないでしょう。
こういうタイプのシャーペンをラバーのペンケースに入れて学校に持っていっていたらペンケースに穴がぼこぼこ開いたことがありました。

*余談
どうでもいいのですが地味色だと実際より安く見えました。俺は値段調べるまで300円だと思ってましたし。
500円だったら買うかどうか悩んで結局買わないかも。
プレミアがついているようですが思い出補正でしょう。

*作り
MP_tikkyF_parts.jpg
Tikky Fの部品(クリックで拡大)

・素材
軸はプラスチック。
芯を入れる中軸は黒いプラスチック。
軸から出ているネジ、チャック、チャックリングは真鍮。口金、消しゴム受け、クリップは銀色の金属。

中のメカは先端のチャック+ネジ部分の金属にプラスチック軸をさしこんであるような形だと思います。
軸と中のメカは先端のネジ部分を軸にはめこんであるのかな。分解できなそうです。

・消しゴム
針はついています。
消しゴム受けに底がないタイプなので消しゴムがすっぽ抜けます。
作られてから時間が経って消しゴムが縮んだのでしょう。
MP_tikkyF_eraser.jpg
よくある感じの消しゴム。


・チャック
MP_tikkyF_chuck.jpg
チャックは金属製。

三分割真鍮チャックです。初代Tikkyの時代にはゼブラがプラスチックチャックのシャーペンを出していたようですがTikkyはちゃんと金属チャックです。

*その他Tikkyの作り
Tikky Sというスライドスリーブによる先端収納付きのバージョンもあります。
SはSliding sleeve(スライドスリーブ)のSだとすると、FはFixed sleeve(固定スリーブ)のFでしょうか。

MP_tikkyF_othertikky.jpg
・上からTikky F、Tikky Special、Tikky S。(クリックで拡大)

Tikky FとTikky Specialは作りは全く同じです。(俺が持っているものでは)
Tikky SはTikky Fと見た目はそっくりですが中身は完全に違います。Tikky Sはふとい金属筒が入っています。

TikkyFとSpecialは固定式4mmスリーブ、TikkySはスライド式の3mmスリーブです。
他のTikkyは持っていないのでわかりませんが、他にもいろいろあったようです。

*参考サイト
ごうおん!メロウなガバにしてくれ(謎 - Rotring TikkyU 0.5mm☆朝デッサン的らくがき※成年向けサイトかも?
TikkyIIの作りが見れます。
せっかくグリップが長くなったのにネジがプラスチックになってしまったようです。

leadholder.com - ROTRING TIKKY
初代、II、現行のTikky画像など。初代Tikkyが1979年から1996年まで売られていたらしいという情報の元。

Sony Plaza Blog - rotting社のTikky!!!!!! from MAKI [S.P. 遺産] (http://sonyplaza40th.blog.so-net.ne.jp/2006-01-16)
Tikkyを買うには定番スポットだったらしいソニープラザのブログです。カラフルな色のTikky Specialが写っています。Tikky SpecialはTikky Fと中身は同じだと思われます。

*おわりに
このTikkyFやTikky Specialを使っていると素晴らしい仕事に感じ入ります。
TikkyIIでこの見事な作りをあっさり捨てているところを見ると狙ったものではなく偶然のバランスだったのでしょうか。

追記(2011.2.26)このタイプでなくスライドスリーブのTikkySですが、経年劣化でプラスチックの穴が広がったのか中身が外れて固定できずガタガタするものがあります。
構造は素晴らしいとは言えないようです。

MP_tikkySPy_grip.jpg
Tikkyシリーズのトレードマーク、波型グリップ。
posted by masati at 23:49 | Comment(0) | TrackBack(0) | 使ってみた

2011年01月22日

[感想] ◎手帳用シャープペンシルMTE-300 - 気軽に携帯できるスリム型

2011.3/3追記:ダイソーでこれと似たような金属軸の手帳用シャーペンがありましたが、クリップがぺらぺらで先端収納がない別物でした。
別物の特徴としては、
・軸に何も書いていない(MTE-300にはImported by Platinumと書かれ、シールも貼ってある)
・クリップがぺらぺらで外せそうな作り
・先端収納ができない
というのが目立つ違いでした。
別物はクリップがすぐへたりそうなのでお勧めできません。(記事:新しいダイソーの手帳用シャーペンはいまいちかもに詳しく書きました)
====追記ここまで====

MP_mte300_3.jpg
・プラチナ手帳用シャープMTE-300(クリックで拡大)

色は上からチェリー、グレー(ブラックじゃないです)、ブルー。

とても細いシャープペンシルです。ベンダーはプラチナ萬年筆。中国製です。
この手帳用シャーペンMTE-300は100均以外で見たことがありません。
文具店での手帳用はぺんてる、ゼブラ、パイロットの500円のものを見かけますが売り場では下のほうに追いやられて人気がなさそうです。小さいのに割高感があるからでしょうか。

*お気に入り度…◎(お気に入り)
安くて細くて先端収納できるので持ち歩くのによいです。
今のところ実売価格105円なのでなくしたり落としたりしてもあきらめがつきます。

ダイソーでたまに売られています。そろそろ見かけなくなってきました。
グレー、ブルー、チェリー(ピンク色)、シルバーの4色を見たことがありますが、よく売っている度はグレー>ブルー>>その他といった風でほとんどグレーです。
もしかしたら黒もあったのかも。
グレーといってもほぼ黒です。今までグレーを黒だと思ってました。
灰と青以外が欲しいなら探す必要があるかもしれません。

○いいところ
・金属部品が多くプラ軸にありがちな軸が曲がる感がない。とてもよいです。
・実売価格が安い。
・クリップが金属製でわりとしっかりしている。よくあるぺらぺら金属板クリップやプラスチッククリップとは違います。
 普通のシャーペンではどうでもいいかもしれませんがこのシャーペンの用途を考えるとクリップの作りは大事です。
・スライドスリーブで先端収納。持ち運びに便利。

×悪いところ
明らかに悪いところは今のところありません。
ノックの時ぎしぎし言ったりして作りが心配ですが。

?気になるところ
・たまにノック部分の周りがガチャガチャ鳴る。
・指がすこし滑る。
・軸が細すぎて少し書きづらい。
・ノック部が戻るときにひっかかる感じが強い。ぺんてるシャーペンを好きな人なら気にならないかも。

MP_mte300_comp.jpg
・普通サイズのシャーペンが大きく見えます(クリックで拡大)


*書き心地
書き心地は良くないのですが携帯性は良いです。

たまにノック部分がカチャカチャ鳴るのが気になります。
音は小さく、いつも鳴るわけではないのでそこまで重大でもありません。

軸が細くて固いので持ちづらく書きやすくはないのですが、書きづらくて使えないというほどでもありません。
指が少しすべります。
よく滑るわけではないのですが、力を抜くと滑りやすいので必要以上に力が入ってしまうことがあります。

まとめると、普通のシャーペンとしては書き心地は良くないので他の物を使ったほうがよいです。
持ち運び用として考えると充分すぎます。
安く小さく固く先端収納つきでメモ用に持ち運んでます。

ダイソーの中国製は以前に大外れを引いたので心配でしたが(MechPencilというもの)、このMTE300はちょっと使った程度だと問題はありません。
MP_mte300_china2.jpg・MADE IN CHIINA。Iが多いですね。

*先端収納
スライドスリーブ。
先端のパイプが固定されていないだけのよくある仕組みです。
先端を押せばひっこみます。チャックがあるので引っ込みすぎることはありません。
ノックするとパイプのお尻がチャックに押されてパイプが出ます。

先端パイプに滑りどめのゴムが巻いてあったりします。
MP_mte300_tip_sleeve.jpg
・先端部分(クリックで拡大)


*クッション機能
プラチナプレスマンやPoCheNoと同じく、バネが効いている感じのクッション機構があります。
過剰な筆圧がかけられたとき、内部のメカが丸ごと引っ込んで筆圧を押さえるタイプです。
クッションするにはかなり筆圧をかける必要があるので普通に使っていたら気付かなかったでしょう。
ノックペンシルと芯をつかむ力を比べようとして気付きました。

*グリップ(握り)
握り部分用の特別な加工はありません。
見た目はつやつやしていて滑りそうですがあまり滑りません。塗装の効果でしょうか。
ちょっとは滑ります。
軸全体が同じ塗装なのでどこでも持てる作りなのはいいですね。
(バーコードが書かれた銀色のシールはつるつる滑るのですごく上を持ちたい場合はシールを剥がすとよさそう)

細いので少し持ちにくいです。
だからといって太くされても困るので仕方ない部分ですけど。
MP_mte300_grip.jpg
グリップに当たる部分。テカテカしてます。(クリックで拡大)


*ノックについて
ノックの感触は良くありません。以下のような事情によるものです。
・キャップが固くて細く指にくいこむ
・キャップが細いので力をかけづらい
・ノック部分の周りに隙間が多く、ぐらぐらするので力が入りづらい。
・ノックが戻るときのひっかかりが大きい。Graph1000やグラギ500といったぺんてる系のひっかかりを増やした感じです。
・ノック自体が固め(バネが強い?)
普通にノックすると指が痛くなります。ノックの感触にこだわる人には駄目かも。

*口金とバネ
使い勝手には無関係なのですが、バネの力を軸でなく口金で受けるタイプなので口金を外すとき口金がびょーんと飛び出します。
しかもバネの力が強めで芯を通したままだとまず折ってしまいます。
俺は折りました。

*素材
内側から色を見ると真鍮が多いっぽいです。
スリーブ、口金、軸、キャップ、消しゴム受け、チャック、チャックリングが真鍮かな。
芯を入れる中軸は白いポリ軸ですね。

MP_mte300_bara.jpg
・ばらしてみた(クリックで拡大)


*その他
・全長11.8cm。
・スリーブは3mmの太い形。
・初期芯は3本。種類は不明。P-LEADかオレーヌ?
・重量は10.3g。(プラチナのサイトのMTE300情報より)

MP_mte300_fromtop.jpg
・消しゴムを外して軸を上から見た図。


MP_mte300_tip_sleeve2.jpg
・口金とスリーブを内側から(クリックで拡大)
posted by masati at 18:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | 使ってみた